ピストクリテ 2023 CMWC yokohama crit 編
こんにちは。TBです。
今回は、9/23に行われたCMWC2023内のyokohama critについてのブログです。
世界大会の一部で行われるにふさわしい盛り上がりで、個人的にもとんでもない大会になってしまったレースレポートを書いていきたいと思います。
目次
yokohama critについて
※レース公式ページはこちら
まず今回のyokohama critに関して改めて説明いたします。今回のレースは、外国人選手が参加するという点で通常とは異なりました。
私が参加したopenクラスでは、日本人選手はkyotonight critの上位21人が参加し、
それに加えて外国人選手が40人程、そしてかの有名なteam look critから3人参加し、60人程でレースが行われました。
レース形式は京都と一緒で、20人程度のグループが3グループあり、各予選の上位6名が決勝へ行くという形式です。
またCMWCの中で行われるという事もあり、参加選手だけでなく観客も多国籍で、自転車イベントとは思えないくらい観客がおり、そういった意味でも通常とは異なるレースでした。
コースに関しては、アベレージスピードが速くなりそうなレイアウトで、ヘアピン以外はブレーキをするところが基本的にはありません。コース幅も広いため、脚の差が出やすいコースという印象でした。
コースの暗さやバンプなど注意する点はいくつかありましたが、そこは後ほど。
ここからいつものレースレポートです。
機材
今回使用した機材はこちら。
機材遍歴はこちらから
前回の京都からの変更点としては、
・前後ホイールの変更
・28cタイヤ化
・ペダルの変更
がメインになる。
前回と比較すると一見ダウングレードした様に思えるが、これは明確な理由があって変更した。
その理由は、手持ちのカーボンホイールよりアルミホイールの方がコーナーが安定するためだ。
話は変わるが、今回のレースの為にFS-01をもう一台買った。
理由としては、
・いちいちブレーキを付け外しをするのがめんどくさいから。
・機材による差をわかりやすくするため。
・2台あったらカッコいいから。
・普段乗りつぶしている自転車の決戦仕様があったらなんかいいから。
こういった理由から購入した訳だが、まさしく2番目の理由で今回の発見をした。
練習introを購入して初めていつもの練習コースに行った際に、余りものパーツをつけているのにも関わらず練習introの方がコーナーが安定したのだ。
原因を探ってみると、いつも使っていた古のレイノルズのホイールが原因っぽかった。
コーナー時にホイールがたわんでコーナーが安定せず、突っ込みのスピードを落とさないと怖くて曲がれなかったのだ。自分のスキルではこのカーボンホイールは乗りこなせないと判断し、今回はアルミホイールで参加した。
京都での課題が思わぬ方向で解決に至る。
当日まで
コーナー問題は機材である程度解決したので、後は乗り手のトレーニング。クリテで必要そうな心拍系のトレーニングと、コーナー処理を上手く行うために体幹と腕の筋肉の粘りみたいなところを意識してトレーニングした。ただ、京都の時ほどの爆発的なモチベーションをもっていたかといわれると微妙。全体的にチャリBADに入りながら、メニューだけこなした感は否めなかった。
そんなこんなで大会1週間前。
このタイミングで、大会当日も予選があることを知る。私は京都で代表になれれば自ずと決勝まで行けるもんだと勘違いしていたため、そこからありえないくらい緊張し始めた。その情報を見ていた電車の中で冷や汗をかくレベルで緊張した。
全く知らない外国人に勝手にビビり散らかし、ビビりすぎてレース前日くらいに逆に悟って落ち着いた。
そんな心境のままレース当日へ。
・レース当日、試走
睡眠もしっかりとれ、メンタルも逆に落ち着いた状態で14時くらいにレース会場へ。
日産スタジアムと言えば小学校のころから外周ランニングしに行くくらい地元。いわばホームスタジアムだったので緊張みたいなものはなかった。
適当に準備して試走にでると、思ったよりもバンプがでかい。超えるとチャリがはじかれるくらいデカく、気を抜いたら落車しそうな勢い。バンプにビビりつつ、いつもとは異なる会場の雰囲気に飲まれながら試走を続け、徐々に緊張モードへ。
一つ助かったのが、ギア比が重めな外国人が多かった事。外国人選手は皆、立ち上がりで踏まれたらひとたまりもない加速を見せそうな肉体だったが、ギア比を聞いてみたら3.4くらいの人がちらほらいて、立ち上がりはそこそこだったので助かった。
OPEN Quality 2 6位
予選は前回同様実績順だった。
幸運な事に、2組目はDNSの選手が多く、私のスタートグリッドは14番目にもかかわらず、2列目スタートだったので余裕で勝負できる位置。実際、クリートキャッチに失敗しても先頭から4番手に位置取りできた。
1周目最初のヘアピンで自分の後輪に軽く突っ込んできた選手がおり、それが原因で先頭四人と集団に軽く分断された。このまま4人旅でイージーな展開になったら更にラッキーだなあなんて思っていたら、後ろの集団からlook critの選手とdosnoventaの選手がブリッジ。そこからはペースが鬼の様に上がって早々に2つの3人集団に分かれてしまった。自分がいた後ろの集団では意思疎通がうまくできず、いい感じに利用されてそのままゴールまで。
無事決勝には上がれたが、あまりにもキツいレースだったことと、これ以上の強度のレースがもう一戦控えている現実を受け止めきれず、喜びが全くなかった。
3レース目や女子のレースも観客として楽しもうと思っていたがそんな余裕が全くなく、キツさに嘆きながらローラーでダウンをした。
・OPEN決勝 13位(落車DNF)
迎えてしまった決勝。
完走できるかも正直微妙な状態だったので、置きに行った走りでいった。
頑張らないけど置いていかれない走りを目指したが、中々集団が割れず中盤までそこそこのペースで引きずり回される。集団が割れてからは近くにいた人達と走ったが、それでもいつ千切れてもおかしくないくらい脚がなかった。人間不思議なもので、脚が無くなってくるとさぼるのに必死になり、一番足を使わないコーナーラインを発見できるようになってくる。おかげでだいぶ足に余裕ができ、これくらいなら踏んでもギリギリ持つかなと集団から飛び出した残り3周。単独大落車を起こしてしまった。
決勝の時間帯にもなってくるとかなりコースが暗くなり、特に3、4コーナー付近とスタートゴール前付近のエリアはほかのエリアに比べても特別暗かった。そのエリアがちょうどバンプと重なるので、レース前半にバンプでコケている選手も居たし、私もそのエリア付近で他の選手と接触してコかしてしまった。
私も限界が近かった事、後ろを気にしていた事、そして暗かった事が重なり、ゴール前のバンプに気が付くのが遅れて落車してしまった。すぐに立ち上がることができないレベルの衝撃だったためそのままDNF。私のyokohama critは幕を閉じた。
レース後
勢いのある落車でヘルメットを打っていたので、念のため救急車で運ばれることに。
人生で初めてくらいの衝撃で頭を打ったので、こけた瞬間はマジで今後の生活が不安になった。
しかし、検査の結果では頭に異常はなく、恥骨に軽くヒビが入っているという診断結果。まさしく恥。逆にそれ以外目立ったケガはなく、擦過傷もほとんどないので、このブログを書いている今もほぼいつも通りの生活をしている。診て頂いたお医者様からも痛くなければ自転車乗ってもいいと診断されたので、軽く自転車に乗ってみたが軽く回す分には問題なさそう。ただ、スキッドとスタンはまだ痛い。
落車の瞬間を動画に残していた方がいたので、その動画を拝見させて頂いたが、地面と吹っ飛んだ自転車の摩擦で火花が出るくらいの勢いだったにも関わらず、受け身が五点着地(バキがガイアと戦いに行くときにやってたやつ)みたいな感じになっていたので軽傷に収まったと思う。本当に幸運だった。
・総括 全体的に中途半端
レース前の準備からレース結果に至るまで中途半端に終わってしまったというのが感想です。
前回の京都や去年の横浜程の熱量を持てずレースに望んだ結果、イベント自体を楽しめず、挙句の果てには落車で人様に迷惑をかけてしまい、何もいい事がなく終わってしまいました。
また、競技自体をやめるにしても中途半端な結果ですし、心機一転また練習ともいかない体になってしまったため、どっちつかずの状況です。
とりあえずはしばらくお休みして、また11月12月の大会に出場できればいいなと思っております。
最後になってしまいましたが、決勝一緒に走っていた方々、接触してしまった落合君、大会関係者の方々、落車の際に手助け頂いた方々、大変申し訳ございませんでした。
以後こういった事が無いように安全にレースに参加できればと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
おしまい。
余談 ペダルに感動した話
今回の機材変更で、ペダルを古の105からデュラエースに変えた。
このペダル、左右の外す動きは軽い力で行えるのに、スプリントやスキッドで足を引き付ける時等の縦の動きだと全く外れる素振りがない。
また、ハマったかハマっていないかがわかりやすく、ペダルキャッチの際に重宝する。
105だとたまにムニュとハマることがあり、入ってんのか外れてるのかわからなくなる時があって
結構ストレスだった。
また、今回落車した際も、横に外れやすい特性のおかげで足に負担をかけずに済んだ。(おかげで自転車はかなり遠くまで飛んで行ったが)
通常走行にも、万が一の時にも使えるので是非試してみてほしい。
ほんとのおしまい。